20メタニウム100-インプレッション-

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20 METANIUM HG

FIELD IMPRESSION

USED ON LAKE BIWA / ABOUT 3 YEARS

使っているのは、100番スプールを搭載した20 METANIUM HG。

最初に発売された70番スプールモデルは、糸巻き量を考えると、自分の琵琶湖オカッパリのスタイルには少し合わないと感じていた。

太めのラインを使う。
遠投する。
ある程度重量のあるルアーを使う。

そう考えると、より糸巻き量に余裕のあるモデルが欲しかった。

その後100番スプールモデルが追加され、そこで購入。

以来、約3年間使ってきた。

今では、琵琶湖のオカッパリで最も出番の多いリールのひとつになっている。


01|FIRST CAST

SVとは、まったく違う。

最初に使ったとき、強く印象に残ったのはキャストフィールだった。

それまで使ってきたDAIWAのSVスプール系リールとは、かなり性格が違う。

キャストした瞬間の抜けが軽い。

スプールが抵抗なく回り、そのままルアーだけが前へ抜けていくような感覚がある。

特に遠投では、その違いを感じやすい。

必要以上にロッドを強く振らなくても、ルアーが自然に伸びていく。

個人的には、この感覚を一言で表すなら、

無重力感。

そんな言葉が近い。

軽い力で投げても、しっかり距離が伸びる。

20 METANIUMを使っていて一番気持ちいいと感じる部分だ。


02|CONTROL

ただし、簡単なリールではない。

キャストフィールは非常に気持ちいい。

一方で、セッティングについてはかなり印象が違った。

DAIWAのSVスプール系リールは、メカニカルブレーキを基本的に固定したまま、ルアーを交換しても外部のマグダイヤルだけで対応しやすい。

かなり寛容だ。

しかし20 METANIUMは、同じ感覚では扱えない。

ルアーの重量や空気抵抗が変われば、ブレーキ設定もそれに合わせて調整した方がいい。

合っていない状態で投げれば、普通にバックラッシュする。

ここはかなりピーキーに感じた。

感覚的に表現すると、

SV系が安定して90点を出すリールなら、METANIUMは70点から120点まである。

セッティングが合わなければ扱いにくい。

でも合ったときは、SVでは出しにくい気持ちよさや飛距離が出る。

この振れ幅こそが、METANIUMの面白さだと思う。


03|BRAKE SETTING

結局、SVSは4に落ち着いた。

購入当初、一番悩んだのがブレーキ設定だった。

SVSブレーキについて調べると、

「2個が基本」

という意見もあれば、

「3個が使いやすい」

という情報もある。

実際に自分でもいろいろ試した。

しかし、琵琶湖で使うルアーや自分のキャストスタイルを考えた結果、最終的には、

SVSブレーキ:4

に落ち着いた。

これは、メカニカルブレーキを基本的に触らない前提だ。

自分の場合は、

SVS:4固定

そのうえで、

外部ダイヤル:1〜6

の範囲でルアーに合わせて調整する。

メカニカルブレーキは触らない。

この使い方にしてから、かなり安定した。

絶対的な正解ではない。

キャストフォームや使うライン、ルアーによって最適解は変わる。

ただ、自分にとってはこの設定が、飛距離と安定性のバランスを取りやすかった。


04|DISTANCE

セッティングが合えば、やはり飛ぶ。

20 METANIUMの魅力は、やはり遠投性能だと思う。

ブレーキを弱くすれば飛ぶ、という単純な話ではない。

ルアーとブレーキ、キャストのタイミングが合ったときの伸びが気持ちいい。

初速だけで飛ばすというより、キャスト後半までルアーが失速しにくい。

そのため、琵琶湖のように広いエリアをオカッパリから探る場面では、この特性が非常に使いやすい。

自分は軽量ルアーを多用するスタイルではない。

ある程度ウェイトのあるルアーを遠くへ投げる。

その前提で考えると、20 METANIUMとの相性はかなりいい。


05|POWER

コンパクトでも、弱さは感じない。

キャスト性能だけでなく、剛性面でも安心感がある。

琵琶湖では、夏になるとウィードが濃くなる。

魚を掛けたあと、ウィード越しにファイトする場面も少なくない。

そういう状況でも、リール側に不安を感じることはほとんどない。

巻き上げ時のボディの弱さや頼りなさも感じにくく、バーサタイルリールとして十分な剛性感がある。

軽快なキャストフィールと、魚を掛けた後の安心感。

この両方を持っていることが、琵琶湖で出番が多い理由のひとつだ。


06|LIMIT

風が強い夜は、別の話。

一方で、どんな状況でも使いやすいわけではない。

特に難しいと感じるのが、

夜+強風。

ルアーの軌道が見えにくい。

風でラインが押される。

着水タイミングも分かりにくい。

こうなると、METANIUMのピーキーな性格が一気に表に出る。

日中ならルアーの飛行姿勢を見ながら自然にサミングできる。

しかし夜は、その視覚情報がほとんどない。

さらに強風まで加わると、安定してキャストする難易度はかなり上がる。

もちろん、サミング技術が非常に高い人なら問題なく扱えるのかもしれない。

ただ、自分にとってはかなり難しい。

こういう条件では、SV系リールの寛容さが明確なメリットになる。


07|SV vs METANIUM

90点か、120点か。

3年間使ってきて、DAIWAのSV系と20 METANIUMの違いはかなり明確になった。

SV系は、とにかく安定している。

ルアーを変えても対応しやすい。

風にも比較的強い。

多少雑に投げても破綻しにくい。

だから、常に高い平均点を出してくれる。

対してMETANIUMは、もう少し乗り手を選ぶ。

セッティングがズレれば扱いづらい。

状況が悪ければバックラッシュも起こる。

しかし条件が揃ったときのキャストフィールや飛距離は、それ以上のものがある。

自分の中では今でも、

SV:90点を安定して出す。

METANIUM:70〜120点まで振れる。

この表現が一番しっくりくる。

どちらが優れているかではない。

どちらを選ぶかは、フィールドと釣り方次第だ。


08|CURRENT IMPRESSION

琵琶湖では、出番が多い。

約3年間使ってきた。

その中で、20 METANIUM HG 100番スプールモデルは、自分の琵琶湖オカッパリにはかなり合っていると感じている。

太めのラインを使える糸巻き量。

遠投性能。

軽いキャストフィール。

魚を掛けた後の剛性感。

そして、ある程度重量のあるルアーを中心に使う自分のスタイル。

これらの条件が、うまく噛み合っている。

一方で、誰にでも簡単におすすめできるリールではないとも思う。

ブレーキ設定は少しシビア。

ルアーを変えれば調整も必要になる。

強風や夜間では、そのピーキーさがデメリットになる。

それでも、セッティングが決まり、ルアーが軽い力で遠くへ抜けていく瞬間には、このリールにしかない気持ちよさがある。

扱いやすさより、キャストしたときの最高点を取りにいくリール。

3年間使った今では、そんな存在として捉えている。

琵琶湖のオカッパリというフィールド条件では、これからも出番の多い一台になりそうだ。

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